2014年5月5日(月)
スタージュ116日目。
先日ご紹介したスイカのゼリー、私には衝撃的だったのですが・・・
なんと、タルトレットもあるというではありませんか!
いったいどうやって作るのかというと、
このように、ゼリーをタルトの生地に絞って、
タルト生地でふたをして、焼き上げます。
「ゼリーを焼くの??」
思わず耳を疑った私。
「そうだよ。なんで?」
当たり前だろう、というようなアンジェロの答え。
空焼きしたタルト生地に、ゼリーを流すのだとばかり思っていましたが、
どうやら大分ちがうようです。
ゼリーといっても、コーンスターチを使って炊き上げているので、
たとえていうなら、クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)に
感覚的には近いかもしれません。
つくり方は同じですが、カップ用のゼリーよりコーンスターチの量が多く
少しムチッとしています。
焼きあがったら、さかさまにして、ゼリーとピスタチオでデコレーション。
どんな味なんだろう?
興味津々で食べてみました。
意外なことに、スイカの味がしっかり残っています。
タルト生地との相性もいい。
この生地には、バターの代わりにStruttoというラードを使用。
Pasta Frolla Sicilianaと呼ばれる、シチリア菓子には欠かせない
基本的な生地です。
バターを使った生地にくらべ、かなりあっさりしていて、
淡いフルーツの味を活かしたり、リコッタクリームを使うタルトなどに
使われます。
それにしても、シチリア、驚きのお菓子が次々に現れます。
他にもきっと、まだまだ沢山あるんでしょうね。
た・の・し・い~♪
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