2014年7月14日(月)
パスティッチェリア・カッペッロでのスタージュ176日目。
ラボから帰宅して一息ついて、窓からカテドラル(大聖堂)の方を見ると、
何やら神々しい光が…
そうだ、今日は
サンタ・ロザリア(Santa Rosalia)のお祭りでした!
今朝、シニョーラ・ジョヴァンナに、
「Hina、今日は何の日だか知ってる?」と聞かれて、
「
パリ祭!(フランス革命記念日)」と答えてしまった私。
「Hina! フランスのお祭りのことなんか知らないってば。
今日は、サンタ・ロザリア。
パレルモの守護神のお祭りだよ」
イタリアのどの街にも守護神がありますが、ここパレルモではサンタ・ロザリア。
その昔、ペストが流行った時に、奇跡を起こして街を救ったと言われています。
年に一度のお祭りを見逃すものかと、さっそく皆とでかけました。
カテドラルの前の通りは、交通規制で車が入れないため、
他のあちこちの路地に車が数珠つなぎ。
イタリア人の得意な縦列駐車、びっしりです。
とにかく、すごい
人、人、人!
前に進むのもやっとで、まるで明治神宮の初詣みたい。
徒歩10分圏内に住んでいるので、車を使わなくていいのは本当にラッキー。
カテドラルのクーポラから放たれる光、
家の窓から見えたのはこの光だったんですね。
それだけでなく、建物全体が青い光に染まったり、
赤く染まったり・・・
カテドラルの向かい側には光のトンネルが。
よく見ると、両脇は民家で、住民の方々は回廊にイスを出して
思い思いにくつろいでいらっしゃいましたよ。
光のトンネルの中にあった写真集。
アンティークな雰囲気たっぷりのコラージュ。
過去のサンタ・ロザリア祭で撮られた写真でしょうか?
北イタリア出身のマッダレーナによると、北では何もお祝いしない街も多いとか。
が、信心深い(というかお祭り好きの)パレルミターノはそうはいきません。
7月14日だけでなく、7月10日から15日まで毎日イベントが催され、
パレルモ人が熱愛するサンタ・ロザリアを称えます。
今夜はクライマックス。
コンサートやおみこし、花火大会と、真夜中過ぎまでイベント続きです。
でも、明日も仕事で朝が早い私たちは、早々に帰路に着いたのでした。
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