2014年6月23日(月)
パスティッチェリア・カッペッロでのスタージュ158日目。
パンのサラダ、パンツァネッラ(panzanella)
案外ボリュームがありますが、食欲の衰えがちな夏に、
サッパリといただける美味しいサラダです。
トスカーナの郷土料理で、古くなったパンを再利用した、
貧しくも美味しいお料理、クチーナ・ポーヴェラ(cucina povera)。
たしかに、こちらのパンは、古くなると半端なくかたくなります、
石のように。
大げさでもなんでもなく、カチンコチンになるのです。
湿気がないので、かびることはまずないのですが、どうにも
歯が立たないくらいかた~いので、しばらくお水に浸けてふやかし、
ギューッと水けを絞ってから使います。
日本の柔らかい食パンとかでは上手くいかないかもしれません。
水に浸けると溶けてしまいそう・・・
天然酵母などのしっかりしたパンのほうが合うと思います。
最近は、気温の高さも、ラボの室温の高さもうなぎのぼりのシチリア。
重労働(?)で、ぐったりと帰宅してからは、あまり火を使いたくありません。
そんな時にもぴったり!
手元にあるお野菜やハーブを適当に切って、お好みのドレッシングであえます。
パンを最初に入れると、ドレッシングを全部吸い込んでしまうので、
私はお野菜をあえた後に入れています。
ドレッシングといっても、オリーブオイル、酢(またはレモン汁など)、塩コショウを
次々にお野菜にふりかけて、ざっくりとあえるだけ。
とてもお手軽で美味しいのでオススメです♪
ルームメイトたちにも大好評!
でも!
「パンツァネッラ?知らないわ」
「食べたことな~い」って言ってたんですよ。
イタリアでは、地方がちがうと食べるものも全然ちがうのですね。
そこがまたおもしろい!
★All Rights Reserved.
当ブログ上に掲載されている写真の無断複写、転載等の利用・使用は
お断りいたします。