帰国してからというもの、朝昼晩、ずっと和食をいただいています。
和食といっても、どうということもない簡単なお惣菜ばかりですが、
しみじみ美味しいです~♪
これまでは短期の旅行で訪れることが多かったので、滞在中に和食が
恋しくなることはなかったのですが、今回はさすがに、ときどき無性に
食べたいなぁと思ったものです。
特に、日本ならどこにでも売っているのに、
シチリアでは入手困難だった
大豆加工製品。
たとえば、お豆腐 (TOFU)。
ミョウガやキュウリ、それから、歯ごたえのアクセントに
切り干し大根も加えた酢の物をのせて。
絹揚げを網焼きして、おろしショウガをそえていただくのも美味!
納豆(NATTO)もなつかしかったですねぇ。
今が旬のオクラを刻んで、おかかと和えてみました。
それから、こんな簡単すぎるもの、ご紹介するのも恥ずかしいですが・・・
油揚げをこんがり焼いただけ(笑)
焼きたてにお醤油をジュッとかけていただきます。
これを細切りにして、和風サラダに加えても美味しいんですよ。
もちろん、Zuppa di Miso(お味噌汁)も!
お醤油の小瓶は、シチリアのスーパーでも見つけましたが、
お味噌はついに探し当てることができませんでした。
現地でたびたび質問されたこと:
「Zuppa di Misoって、どんなスープ?Misoって何?」
大豆を発酵させた調味料よ、と説明したところで、
実物を見たこともない人たちには、味の想像すらむずかしく、
私も歯がゆい思いをくりかえしたものです。
シチリアに行く前は、パレルモは州都だし、和食も有名になってきたから
基本的な調味料ならきっとあるだろう、なんて勝手に想像していましたが、
オオマチガイでした!
たしかに、ラボの皆さん、とても和食に関心はあるものの、
日本人シェフが作った和食を食べたことのある人はいなかったのです。
そして、ふだん着のお惣菜など、知っている人は皆無でした。
日本人は毎日お寿司や天ぷらを食べていると思われていたり、
とてもお寿司とは思えないものを、SUSHIとして提供していたり・・・
でもそれも、おたがい様かもしれませんね。
私たちも、現地の人から見たら、とてもシチリア料理とはよべないものを
シチリア料理だと思って食べているのかもしれないのですから・・・
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